事業承継とは、会社の経営を後継者に引き継ぐことです。中小企業にとってオーナー社長の経営手腕や能力が会社の強みであり、それらが会社の存立基盤そのものになっていることが多いですが、後継者を誰にするかによって、企業の命運を左右することにもなるので、後継者の育成も含めて事業承継は非常に重要な経営課題といえます。

また、会社の経営権そのものである自社株を誰にどのように引き継ぐかの問題も出てきます。つまり、事業承継には手間と時間がかかりますので、時間的に余裕をもって取り組むのが望ましいとされています。近年は事業承継税制の改正や補助金制度も整備されており、さまざまな選択肢の中から専門家と相談して対策を進めていく事が必要です。